2012年8月10日金曜日

日雇い労働をやってみて色々と思ったのかもしれない(1)

・8月9日(木)夕刻
バイトを辞めてから(正確にいうと、バイトが終わってから)結構な日にちが経ってしまった。

ない。いや、正確にいえば、ある。あるにはあるが、これには手をつけてはいけないと決めてある。
稼ぐしかない。明日働くしかない。しかしどうやって?

グーグルの時代である。
「バイト 明日」で検索して出てきたのが「ショットワークス」。
ヤフーがやってるんだから安心だろう、ということで仕事を検索してとりあえず2つ応募。
すぐに1つ落ちる。焦る。お金のことで焦る。資本主義


modified capitalism(修正資本主義)

・同日夜
さっきまでなかった仕事が検索に増えている。
この時間帯に次の日の仕事を募集するということは、相当困っているということ。
応募。即確定。この間30分程度。早過ぎて怖かった。

自分が応募したのは、面接なし、研修なしの本物の日雇いのバイトだった。
今まで1度もそういった経験が無かったので、悪い妄想が頭の中をかけめぐる。
トラックで移動する仕事だということはわかっていたので、トラックの中で漏らすところまでは考えて。寝る。


cast a spell on you(あなたに魔法をかける)
↑関係ないから消しましたが、覚えておくとハリー化したときに便利?

・8月10日(金)早朝
午前6時起床。日雇い労働者の朝は早い。
チノパン(必須アイテム)をはいてモノレールに乗りこむ。
早い時間から羽田へ向かう人たちで車内は混雑していた。
ウキウキ気分のキャリー女子、ビクビクしながらカバンを抱えている自分。

スーツ姿も散見された。モノレールで出勤。少しだけ優雅に思われた。
YMOのTechnodelicを聴いた。2曲目のneue tanzを聴いて、それから1曲目のpure jamを聴いた。
高校のときは覚えていたサンプラーの名前。
目的の駅についた。


LMD-649(YMOがテクノデリックの録音の際に用いたサンプラー。)

・同日午前7時15分
駅の改札の前に集まる謎の人たち。
年齢は自分と同じくらいか、あるいはもっと上か。
同じ目的だと半ばわかっていながら全く話しかけないこの感じ。
日本人ならだれしも経験することなのだろうか。

やや遅れて派遣元のリーダーが表れる。
早口、タメ口、独り言。リュックには大量のタバコ、知らないアイドルのクリアファイル。
これだよこれ、と思った(差別的な表現)。


ここでいきなり今日の給与をもらった。


ビックリ、というか何というか。
自分は住所やら電話番号やらを正直に入力していた。
もし全く偽の身分を騙っていたとしたら?
見張っている人もいなかった。逃げられただろうと思う。

書類に必要事項を記入し、捺印(全ての作業を駅の改札前で行っています)。

作業場へ。


東京女子流(流行っているらしい)